フェノール法による手術
巻き爪のフェノール法による手術とは、フェノールという消毒薬を使用して行う手術で、巻き爪のふち(幅にして数ミリ)を爪の根っこの部分である爪母(そうぼ)から切り、フェノールを使って爪母を殺してしまうというものです。

これは、巻き爪の変形が爪母にあり、変形した爪が生えてくる爪母をなくしてしまうと、変形した爪は生えてこないという考え方に基づいて行われる手術方法です。手術も10分程度の時間で終わり、通院での巻き爪の手術が可能、半月程度でスポーツも行えるようになります。
フェノール法のメリットは、従来行われてきた鬼塚法と比較して、手術後の患者の痛みが少ないことや、鬼塚法では出来にくかった、厚くなった爪や湾曲の強い爪でも可能である。また、巻き爪で化膿を起こしていても手術が可能です。
他にも、フェノール法は健康保険が適応になるというのもメリットのひとつです。
しかし、フェノール法もデメリットがないわけではありません。巻き爪のふちを切ってその部分の爪母を腐食させるということは、爪の幅が狭くなってしまうということになります。他にも切った部分以外の爪が巻いていても、そのままであるということです。爪が生えてくる方向が変わってしまうという可能性もあります。
気になる巻き爪の再発ですが、巻き爪の再発というより、切ってしまった爪母の部分から爪が再生する可能性があります。
巻き爪の矯正は数ヶ月から何年という単位で時間が必要です。しかし、このフェノール法は短期間で済んでしまいますので、巻き爪の状態がひどい場合などの選択肢になりえる、巻き爪の手術方法です。