亜麻仁油はいつ飲んだが効果的
「亜麻仁油にすばらしい成分が含まれていることはわかった。じゃあ、食べ方で効能が違ったりするの?時間はいつがいいの?」という疑問があると思います。
亜麻仁油には液体の油として販売されているものと、サプリとして販売されていものがあります。そのほかに粉末状のものなどもありますが、液体とサプリが一般的です。食べ方や飲み方としては基本的に同じ考えでよいと思います。
特別にいつ食べた方が効果的ということはありません。しかし、食品であり食用として販売されていることや消化吸収を考えると、食事と一緒に食べるかサプリであれば食後に飲む方がベストではないかと思います。筆者はサラダにかけて食べたり、スープに混ぜて食べたり、サプリも飲んでますが食後に飲んでいます。
スープや味噌汁に入れて飲んだりすると、なんだか油濃い変な味になってしまうのでは?と思われるかもしれませんけど、良質な油ですからまろやかな味になります。直接飲んだとしても、普通想像するように「ドロッとした感じ」ではなく「なめらか」という表現が合っています。飲む美容液とも表現されることがありますが、正にそのとおりの表現が合っています。
飲み方や食べ方に決まりなどなくて、どんな風に使ってもよいのですが、注意していただきたいのは、亜麻仁油(オメガ3)は、オメガ6もですが、酸化しやすい性質がある点です。酸化してしまうと今度は悪い油に変身してしまいます。酸化させないため熱料理などには使用しないこと。特に長時間熱を加える料理は避けてください。開封前のものは冷暗所に保存、開封したものはひと月以内に消化してしまうことも大切です。
亜麻仁油の成分を効率よく吸収
亜麻仁油だけを飲むというのが一般的な認識だと思います。しかし、亜麻仁油のみでは効果がでにくいという事実があります。
亜麻仁油に含まれる成分であるα-リノレン酸(オメガ3)は、体内でEPA・DHAに変換されるのですが、変換するために必要な栄養素が足りなければ、むろん効率が悪くなってしまいます。
α-リノレン酸からEPAに変換されるのは約15%、DHAに変換されるのは5%ほどです。このわずかといっていい様な数値を最大限に効率よく変換するためには亜鉛、マグネシウム、ビタミンBが必要で、さらに変換された後にはビタミンEが必要です。
これらの食品も一緒にいただくよう意識する食べ方をした方が、より効率よく亜麻仁油の効果効能を享受できます。これらが含まれる食品には、ゴマや納豆、海藻類、ナッツなどがあります。
筆者は納豆が苦手なのですが、納豆が好きな方は納豆と一緒に亜麻仁油を食べるとよいと思います。納豆は簡単に手に入る食材でもあり、とても効率的に吸収を助けてくれます。